同人誌は稼げるのか?赤字、黒字の割合は コミケ準備会を直撃
dot AERA 2015年11月16日号より抜粋
http://dot.asahi.com/aera/2015111800094.html
インターネットの普及で、コンテンツ産業は岐路に立たされている。
本が売れない、CDやDVDが売れない──インターネットという怪物の進撃が
止まる気配はない。しかし、これに負けない紙メディアの文化がある。
同人誌文化だ。
日本最大の同人誌展示即売会「コミックマーケット」(東京ビッグサイト)の
動員数は、55万人を維持し続け、日本全国で開かれる即売会は、大小合わせて
年間1千件。万単位の来場者を集めるイベントも少なくない。このパワー、
どこから来るというのか。
東京都練馬区。男性同人誌作家のけむほこさん(29)は、この日もペンを
握っていた。
「この1年は、二次創作一本。『アイカツ!』という作品にハマってから、
同人誌展示即売会『芸能人はカードが命!』で売ってきました」
「アイカツ!」は、女児向けのゲーム・アニメ作品だ。女子アイドルらが各地で
巻き起こす物語を描く。
「悪い人が出てこない。女の子がひたすら仲良くし続ける物語に、心が洗われる」
同人誌の世界では、性表現も当たり前のようにあるが、彼は「苦手だから、
やりません」。登場人物が電車に乗ってお出かけするとか、原作の「if」を
描いてきた。10ページほどの冊子を、100円で売ってきた。
「1年で20万円ほどの売り上げがありました」
副業にしては、立派な数字だ。しかし、同人誌作家としては「飛び抜けた
数字ではない」。
「いまは、もっと稼ごうとは思っていませんから」
けむほこさんには、商業マンガ家として将来を嘱望された時期がある。
美大在籍時から同人作家として活躍し、年間100万円を稼いだ。スカウトを
受け、24歳で商業誌連載をスタート。単行本も1冊出したが、「筆が遅く、
商業誌連載を続けるのがつらくて」26歳で離脱。その後、重度のうつ病も
患った。そんな自分を救ってくれたのが「アイカツ!」。いま、「オリジナル作品を
再び描きたい」欲求が芽生えてきている。
でも、その発表先は同人誌だろう。商業誌には「もう戻らない」とも言った。
自分のペースで描けるから。また、自費出版である以上、出版社から
売り上げを中抜きされることはない。
稼げる。そうか、そんなに同人誌業界っていいのか。もうかるのか。
コミックマーケットを運営するコミックマーケット準備会に尋ねてみると、
こう返ってきた。
「もちろん、利益が出る人もいます。でも、そんなカンタンに稼げるわけ
ありませんよ」(企画・広報室の里見直紀さん)
聞けば、意外な数字が見えてきた。3日間で55万人が訪れるコミックマーケットに
出店する同人サークル(作家のブース。1~2人の単位)は3万5千。販売する
ものは同人誌を中心に、ゲームやアニメにインスパイアされた同人音楽の
CDなど、ラインアップは膨大だ。
しかし、このうち、年間20万円以上の黒字サークルは1割に過ぎない。
6割は赤字で会場を後にしているのだ。
「趣味の場。採算度外視、少部数で参加するサークルが大半です」(里見さん)
http://dot.asahi.com/aera/2015111800094.html
儲けている人間なんて一部だ
よほど上手くやらんと儲からんよ
一般的な商売と同じ
稼ぎたかったり有名になりたくてやってる人もいるだろうけど
そもそも趣味でやる事だからさ
儲けなんかどうでもいいって人の方が多いのにね
お金のために流行りのジャンル渡り歩いてる人のは面白くないのも多い
絵はきれいでもスッカスカだったりする
工賃とか考えたら殆ど赤じゃね?
自分の趣味でやっているものを
評価してくれる人がいるのが楽しいのかと
今の売れてるってどうなんだろうね。
同人から足洗ったからわからないけど
私が出入りしてた当日の売れてる感は
搬入が一度では足りなくて、スペース横に何重箱も山積みされる単価2000カラーが
20分で完売し、二時間後に再販しますカードが会場時間ギリまで上がるようなとこ。
作者はOLさんだったが、たぶん給与よりプロ新人より稼いでただろう。だから同人会場で本出すプロ漫画まで当時しはじめた。
http://dot.asahi.com/aera/2015111800094.html
インターネットの普及で、コンテンツ産業は岐路に立たされている。
本が売れない、CDやDVDが売れない──インターネットという怪物の進撃が
止まる気配はない。しかし、これに負けない紙メディアの文化がある。
同人誌文化だ。
日本最大の同人誌展示即売会「コミックマーケット」(東京ビッグサイト)の
動員数は、55万人を維持し続け、日本全国で開かれる即売会は、大小合わせて
年間1千件。万単位の来場者を集めるイベントも少なくない。このパワー、
どこから来るというのか。
東京都練馬区。男性同人誌作家のけむほこさん(29)は、この日もペンを
握っていた。
「この1年は、二次創作一本。『アイカツ!』という作品にハマってから、
同人誌展示即売会『芸能人はカードが命!』で売ってきました」
「アイカツ!」は、女児向けのゲーム・アニメ作品だ。女子アイドルらが各地で
巻き起こす物語を描く。
「悪い人が出てこない。女の子がひたすら仲良くし続ける物語に、心が洗われる」
同人誌の世界では、性表現も当たり前のようにあるが、彼は「苦手だから、
やりません」。登場人物が電車に乗ってお出かけするとか、原作の「if」を
描いてきた。10ページほどの冊子を、100円で売ってきた。
「1年で20万円ほどの売り上げがありました」
副業にしては、立派な数字だ。しかし、同人誌作家としては「飛び抜けた
数字ではない」。
「いまは、もっと稼ごうとは思っていませんから」
けむほこさんには、商業マンガ家として将来を嘱望された時期がある。
美大在籍時から同人作家として活躍し、年間100万円を稼いだ。スカウトを
受け、24歳で商業誌連載をスタート。単行本も1冊出したが、「筆が遅く、
商業誌連載を続けるのがつらくて」26歳で離脱。その後、重度のうつ病も
患った。そんな自分を救ってくれたのが「アイカツ!」。いま、「オリジナル作品を
再び描きたい」欲求が芽生えてきている。
でも、その発表先は同人誌だろう。商業誌には「もう戻らない」とも言った。
自分のペースで描けるから。また、自費出版である以上、出版社から
売り上げを中抜きされることはない。
稼げる。そうか、そんなに同人誌業界っていいのか。もうかるのか。
コミックマーケットを運営するコミックマーケット準備会に尋ねてみると、
こう返ってきた。
「もちろん、利益が出る人もいます。でも、そんなカンタンに稼げるわけ
ありませんよ」(企画・広報室の里見直紀さん)
聞けば、意外な数字が見えてきた。3日間で55万人が訪れるコミックマーケットに
出店する同人サークル(作家のブース。1~2人の単位)は3万5千。販売する
ものは同人誌を中心に、ゲームやアニメにインスパイアされた同人音楽の
CDなど、ラインアップは膨大だ。
しかし、このうち、年間20万円以上の黒字サークルは1割に過ぎない。
6割は赤字で会場を後にしているのだ。
「趣味の場。採算度外視、少部数で参加するサークルが大半です」(里見さん)
http://dot.asahi.com/aera/2015111800094.html
儲けている人間なんて一部だ
よほど上手くやらんと儲からんよ
一般的な商売と同じ
稼ぎたかったり有名になりたくてやってる人もいるだろうけど
そもそも趣味でやる事だからさ
儲けなんかどうでもいいって人の方が多いのにね
お金のために流行りのジャンル渡り歩いてる人のは面白くないのも多い
絵はきれいでもスッカスカだったりする
工賃とか考えたら殆ど赤じゃね?
自分の趣味でやっているものを
評価してくれる人がいるのが楽しいのかと
今の売れてるってどうなんだろうね。
同人から足洗ったからわからないけど
私が出入りしてた当日の売れてる感は
搬入が一度では足りなくて、スペース横に何重箱も山積みされる単価2000カラーが
20分で完売し、二時間後に再販しますカードが会場時間ギリまで上がるようなとこ。
作者はOLさんだったが、たぶん給与よりプロ新人より稼いでただろう。だから同人会場で本出すプロ漫画まで当時しはじめた。
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