韓国国内で、鉄道利用者のモラル崩壊が社会問題となっている。
交通行政に詳しいセヌリ党の国会議員、李憲昇氏が明らかにした国政監査資料によると、無賃乗車など鉄道の不正乗車による摘発件数は過去5年あまりで132万件超に上り、年々、悪化傾向にあるためだ。
摘発分を料金に換算すると185億8000万ウォン(約19億円)超となり、鉄道事業者の経営にも少なからぬ影響を与えているという。
李議員が公表した別の資料によると、鉄道施設や列車内での性犯罪も5年間で倍増しているという。
悪質な“モンスター乗客”の拡大が、韓国の公共交通機関の安全・安心を脅かしている。
■昨年は30万件…増え続ける無賃乗車
通信社ニュース1コリアによると、李議員は9月4日、韓国鉄道公社から提出された調査結果を元に、2010年から今年8月までの過去5年あまりで、不正乗車の摘発件数が132万件を超えたと明らかにした。
内訳をみると、2010年に19万9364件だった摘発件数は、13年には28万302件と大幅に増加。
さらに14年は30万6759件と大台を突破し、今年に入ってからも8月末までの間に17万6719件の不正乗車が発生したという。
「無賃乗車の問題は年々、深刻化しており、鉄道事業にも悪影響を及ぼしている」
李議員がこう述べるように、昨年摘発された30万件超の事案に対する罰金はわずか14億8800万ウォン(約1億5000万円)と実際の被害額のほぼ半分にとどまる。
韓国の鉄道事業法では、不正乗車区間の運賃の最大10倍を罰金として課すことができると定めているが、実際には9割近くが不正乗車区間運賃の半額程度の罰金という軽い処分にとどまっているためだ。
摘発を免れた不正利用者による被害額を加えれば、鉄道事業に与える影響は小さくない。
李議員は「鉄道公社の収益悪化につながる」と批判し、早期の不正撲滅を訴えた。
http://www.sankei.com/premium/news/150922/prm1509220003-n1.html続きます
■ゲート飛び越えの荒技も
ただ、1日当たり平均840件の不正乗車が摘発される韓国の現状をみると、鉄道利用者のモラル崩壊が慢性化し、「周りの人がやっているから…」と不正に手を染める市民が増加する悪循環に陥っているのは明らかだ。
不正乗車問題を取り上げた韓国のテレビニュースは、さまざまな手口を赤裸々に報じた。
代表的なのは、自動改札を通る人の後ろにピッタリとくっつき、センサーが作動しないうちに改札を通り抜ける「コバンザメ型」だ。乗降客が込み合うラッシュ時などは特に多い。
改札を飛び越えたり、閉じたゲートを無理やりこじ開けて通る「強行型」も少なくない。
また、ソウル市を走る地下鉄では高齢者向けや障害者向けに支給される無料パスを身内や知人から譲り受け、通勤などに使う「偽装型」は、見た目だけで不正の判断をしにくい。
問いただすと「侮辱するのか!」とくってかかる乗客も多く、現場の駅員泣かせだという。
■チカンが7割、盗撮3割…性犯罪も急増
問題なのは、無賃乗車だけではない。鉄道特別司法警察隊の資料を元に李議員が行った調査によると、2010年に171件だった鉄道における性犯罪の発生件数が、14年には349件とほぼ倍増したという。
聯合ニュースが9日報じた。
今年1~8月の間にもすでに283件発生しており、李議員は自身のフェイスブックで「性暴力が問題視される中で、鉄道エリアでこれだけ多く発生しているのは極めて深刻な問題だ」と指摘した。
5年間の犯罪の内訳は、67%がチカンなどのわいせつ行為、29%が携帯電話などを使った盗撮行為だったという。
こうした性犯罪の検挙率は97.5%と高い半面、身柄を拘束された人の割合はわずか3.8%にとどまり、あまりに軽い処分となっているという。
鉄道などの公共交通機関は、日本をはじめとする海外からの旅行者も利用するだけに、安心・安全への懸念は強い。
李議員は「警察のパトロール強化と、監視カメラの設置拡充など、防犯対策を早急に講じなければならない」と指摘した。
監視に頼らなければ不法行為を防げないのは、法治国家としての名折れではなかろうか。
モラル崩壊って…
自分さえ良ければ良いのがトンスルのモラルだろ?
崩壊ではなく国民性全開なだけじゃん
これは韓国社会モラル崩壊の氷山の一角
朝鮮の原型であるカオス社会になるまで生温かく見守ろう
国民全員が団塊みたいな国なんだろ
日本人の健常者が行ったらストレスで胃が溶けるなw
韓国って公共交通機関の運賃って超安いのにキセルって
それだけ所得が低いとか失業率高いとか他に原因ありそうだな。
ま、キセルは犯罪だから原因が他にとかで許される物じゃないけどね
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