キン肉マン作者が昔のジャンプの熾烈な争いを語る、今の作家は一生懸命じゃない
http://logmi.jp/85008
嶋田:あーやっぱり、鳥山(明)さん、『キャプテン翼』の高橋陽一さん、『北斗の拳』の原哲夫さんですね。ライバルでしたね。
ケンコバ:しかしすごい時代ですね! 1位の取り合いでしょ?
嶋田:すごい時代でした。毎週1位じゃないと人間じゃないと言われましたから。
一同:えー!
嶋田:アンケートがくるんですけど、毎回順位が入れ替わってました。
いつも豚カツ屋で打ち合わせやるんですけど、1位取ったときは特上のロースカツと普通の味噌汁じゃなくて豚汁。ご褒美ですね。
2位や3位に落ちると、並のロースカツ。あの当時は、やっぱり1位じゃないと、人間じゃない……。
ケンコバ:いやいや、ジャンプの2位、3位ってすごいんですけどね!
嶋田:僕らが行く喫茶店が原哲夫くんと一緒だったんですよ。
打ち合わせのためにその喫茶店に行くんですが、一度、先に原哲夫くんと編集者がいて、
僕らがあとから行ったことがあったんですよ。そしたら、やつら出て行きましたからね。
ケンコバ:やつら!(笑) ライバルと同じ空間に居たくないという。
嶋田:あと、打ち合わせの内容を聞かれたくないということもあります。
彼らがクライマックスを迎えるときには、僕らはクライマックスじゃないんですけど、あえてクライマックスをぶつけて潰しにいくということもありましたから。
一同:えーー!?
ケンコバ:本当ならまだ後に置いている話を先に持ってきて!?
嶋田:情報戦がすごかったですね。
(続く)
2 名前: メンマ(やわらか銀行)@転載は禁止[] 投稿日:2015/08/28(金) 00:04:10.53 ID:LOLkpZbJ0 [2/3]
(続き)
西川:そんなバチバチの戦いだったんですね。当時は、会って直接しゃべったりすることはなかったんですか?
嶋田:会ったら、作り笑いですよ(笑)。
ケンコバ:年末のパーティーとかでは、一応平和な顔で会うんですね(笑)。
嶋田:はい、でも心の中はすごかったですよ。今のジャンプはそれはないです。
みんな仲良し。ワンピースがずっと1位ですし。みんな、自分たちの立ち位置がわかっていて、2位とか3位でいいと。
僕らのときは、1位を取らないとダメだった。
ケンコバ:本当にすごい時代でしたからね。
嶋田:5位とか6位でもいいんですよ。それでずっと食べていけているわけですから。
でも1位を取りにいくから、アイデアをつぎ込まなくてはいけないですし。今となっては、戦友だなと思います。
高橋さんとか。原くんとか。
(会場拍手)
ジャンプって読み飛ばす漫画がなかったじゃないですか。あれはなぜかと言うと、みんな一生懸命やってたから。
今、読み飛ばす漫画あるじゃないですか。
ケンコバ:いや、どうですか、みなさん(苦笑)。
嶋田:コミックス化ではなく、ジャンプという雑誌がそれくらい魅力的だった時代ですね。
今は、コミック化すれば大丈夫だみたいな感じが。
ぶっちゃけ、タッグトーナメントから失速はじめて、王位継承者編の
中盤以降はもう順位も後半で、トップ争いもへったくれもなかったぞ
完結した86年頃になると2~3年前のキン消しブームは跡形もなく、友達ももうみんな脱落して読み飛ばしてた
1位を競っていたとは知らなかったが、まあ面白かったよ本誌連載中は
一応初回から最終回まで読んだ印象では
苦労を知り切磋琢磨すればいい作品が生まれる
苦労のない世代にいい作品は生み出せない
過去作に媚びるのが関の山
まあ競争がないと良い物はなかなか出てこないんだよな
五輪で話題の日本のデザイン業界とか典型だと思うわ
お仲間同士のなあなあのもたれ合いでやってりゃ、落ちる一方だわな
テレビ業界もそう
個人的にキン肉マンが心臓を貫かれて、
次週どうなるんだろうって、先の展開を
もしかしたら最終回も考えてドキドキしながら
一週間後にジャンプで見たら
"実はキン肉マンは心臓が二つあるのだー"
って書かれてるのを読んだ瞬間に
この作者はなんの知恵もないバカなんだなって
小学生ながらに気付いてから二度と
キン肉マンは読まなくなった。
嶋田:あーやっぱり、鳥山(明)さん、『キャプテン翼』の高橋陽一さん、『北斗の拳』の原哲夫さんですね。ライバルでしたね。
ケンコバ:しかしすごい時代ですね! 1位の取り合いでしょ?
嶋田:すごい時代でした。毎週1位じゃないと人間じゃないと言われましたから。
一同:えー!
嶋田:アンケートがくるんですけど、毎回順位が入れ替わってました。
いつも豚カツ屋で打ち合わせやるんですけど、1位取ったときは特上のロースカツと普通の味噌汁じゃなくて豚汁。ご褒美ですね。
2位や3位に落ちると、並のロースカツ。あの当時は、やっぱり1位じゃないと、人間じゃない……。
ケンコバ:いやいや、ジャンプの2位、3位ってすごいんですけどね!
嶋田:僕らが行く喫茶店が原哲夫くんと一緒だったんですよ。
打ち合わせのためにその喫茶店に行くんですが、一度、先に原哲夫くんと編集者がいて、
僕らがあとから行ったことがあったんですよ。そしたら、やつら出て行きましたからね。
ケンコバ:やつら!(笑) ライバルと同じ空間に居たくないという。
嶋田:あと、打ち合わせの内容を聞かれたくないということもあります。
彼らがクライマックスを迎えるときには、僕らはクライマックスじゃないんですけど、あえてクライマックスをぶつけて潰しにいくということもありましたから。
一同:えーー!?
ケンコバ:本当ならまだ後に置いている話を先に持ってきて!?
嶋田:情報戦がすごかったですね。
(続く)
2 名前: メンマ(やわらか銀行)@転載は禁止[] 投稿日:2015/08/28(金) 00:04:10.53 ID:LOLkpZbJ0 [2/3]
(続き)
西川:そんなバチバチの戦いだったんですね。当時は、会って直接しゃべったりすることはなかったんですか?
嶋田:会ったら、作り笑いですよ(笑)。
ケンコバ:年末のパーティーとかでは、一応平和な顔で会うんですね(笑)。
嶋田:はい、でも心の中はすごかったですよ。今のジャンプはそれはないです。
みんな仲良し。ワンピースがずっと1位ですし。みんな、自分たちの立ち位置がわかっていて、2位とか3位でいいと。
僕らのときは、1位を取らないとダメだった。
ケンコバ:本当にすごい時代でしたからね。
嶋田:5位とか6位でもいいんですよ。それでずっと食べていけているわけですから。
でも1位を取りにいくから、アイデアをつぎ込まなくてはいけないですし。今となっては、戦友だなと思います。
高橋さんとか。原くんとか。
(会場拍手)
ジャンプって読み飛ばす漫画がなかったじゃないですか。あれはなぜかと言うと、みんな一生懸命やってたから。
今、読み飛ばす漫画あるじゃないですか。
ケンコバ:いや、どうですか、みなさん(苦笑)。
嶋田:コミックス化ではなく、ジャンプという雑誌がそれくらい魅力的だった時代ですね。
今は、コミック化すれば大丈夫だみたいな感じが。
ぶっちゃけ、タッグトーナメントから失速はじめて、王位継承者編の
中盤以降はもう順位も後半で、トップ争いもへったくれもなかったぞ
完結した86年頃になると2~3年前のキン消しブームは跡形もなく、友達ももうみんな脱落して読み飛ばしてた
1位を競っていたとは知らなかったが、まあ面白かったよ本誌連載中は
一応初回から最終回まで読んだ印象では
苦労を知り切磋琢磨すればいい作品が生まれる
苦労のない世代にいい作品は生み出せない
過去作に媚びるのが関の山
まあ競争がないと良い物はなかなか出てこないんだよな
五輪で話題の日本のデザイン業界とか典型だと思うわ
お仲間同士のなあなあのもたれ合いでやってりゃ、落ちる一方だわな
テレビ業界もそう
個人的にキン肉マンが心臓を貫かれて、
次週どうなるんだろうって、先の展開を
もしかしたら最終回も考えてドキドキしながら
一週間後にジャンプで見たら
"実はキン肉マンは心臓が二つあるのだー"
って書かれてるのを読んだ瞬間に
この作者はなんの知恵もないバカなんだなって
小学生ながらに気付いてから二度と
キン肉マンは読まなくなった。
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