『ラブライブ!』映画はなぜロングヒットした? さやわかが作品の構造から分析
リアルサウンド 8月7日 11時48分配信
映画『ラブライブ!The School Idol Movie』が6月13日の公開以来、
観客動員数が150万人を超え、累計興行収入も22億円を突破するロングヒットとなっている。
2013年に興収約20.8億円の大ヒットとなった『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』を凌ぐ記録となる。
『ラブライブ!The School Idol Movie』は、
「みんなで叶える物語」をキーワードにオールメディア展開するアイドルプロジェクト『ラブライブ!』シリーズの映画版で、
TVアニメ最終話の続きの物語が描かれている。
スクールアイドルの祭典「ラブライブ!」で優勝を果たし、活動終了を決めていたアイドルグループ「μ's(ミューズ)」が、
一通のメールを受けて新たなライブを決意するというストーリーだ。
いわゆる"美少女アニメ"となる本作が、ロングヒット映画となった背景にはどんな要因があるのか。
アニメやゲームなどのカルチャーに詳しい評論家・ライターのさやわか氏に話を聞いた。
「今作が動員を伸ばした要因として、まずは映画館を訪れた観客に特典を配布したことが挙げられるでしょう。
週ごとに違う特典が付いていたため、"ラブライバー"と称される熱心なファンたちは、映画館に行列を作り、
何度も繰り返して本作を観たようです。
現在のアイドルシーンでは、CDにイベント参加券などを付録にして売上げを伸ばす手法が一般的になっていますが、
『ラブライブ!』シリーズもそうした手法を積極的に取り入れてきました。
それを映画にも応用したことが、今作の動員に勢いを付けたことは間違いありません」
しかし、同作がロングヒットとなったのは、「決してラブライバーたちが何度も観ているからだけではない」と、同氏は指摘する。
「先着の特典配布が終了した後も、今作は動員を伸ばし続けました。
そして、その際に映画館で目立ったのは、女子中高生などの姿です。
このことは、『ラブライブ!』がいわゆる"萌え文化"を愛好する男性ファンだけに訴求するものではなく、
同世代の男女が共感し、応援できるコンテンツとしても消費されていることを示しています」
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150807-00010003-realsound-ent
※続く
『ラブライブ!』の登場人物は、これまでの"萌えアニメ"にも通じるタッチで描かれているが、
そのストーリーはむしろ"スポコン漫画"に近い。
『けいおん!』に代表される"空気系"といわれるオタク系コンテンツは、2000年代後半をピークに徐々に人気が落ち着き、
その後は『ラブライブ!』のような作品が増加したという。たとえば人気アニメ『ガールズ&パンツァー』も、
そうした系譜に連なる作品で、実際に原作者らは、1970年代に発表されたちばあきおのスポコン漫画『キャプテン』を参考に同作を作り上げたそうだ。
その作風により、これらのアニメは従来とは異なるファン層を獲得することに成功したと、さやわか氏は分析している。
「『ラブライブ!』や『ガールズ&パンツァー』は、
"萌え"の対象である美少女アニメとしてはもちろん、アイドル映画やスポコン漫画としても楽しむことができます。
だからこそ、同世代の女性にも響いたし、決してオタクではない一般の人々にも訴求したのでしょう。
現在のアイドルカルチャーは、たとえばヘビーメタルの音楽性を取り入れたBABYMETALのように、従来のアイドルにはなかった様々な要素を盛り込むことで拡大してきましたし、
メンバーとの疑似恋愛ではなく、彼女たちが努力する姿を応援するものとして発展しています。
それと同じ構造が『ラブライブ!』にもあるのです」
一方で、急速に人気が拡大したことにより、
映画をスマートフォンで撮影するなど、マナーを守らない観客も目立つようになっているという。
「今回のムーブメントで、初めてこうしたアニメ映画に触れた観客も多かったのでしょう。
そういう方が映画館での常識を知らずに、つい撮影してしまったのかもしれません。
たとえばアイドルのライブ会場やコミケ会場などでは、いわゆる古参のファンがマナーを作り上げていて、
観客たちの間で自浄作用が働いているケースが多いですが、今回は映画ということもあり、そうした社会性が機能しなかった面もあるのでは。
そういう意味では、いわゆる"オタク"だから一般常識が欠けているという言い方はできないと思います。
しかし今後も『ラブライブ!』が発展していくのであれば、アイドルカルチャーのようにファンたちが自主的にルールを守ったり、
運営側がアナウンスを心がけるなどして、社会性を発展させていく必要があるかもしれませんね」
現在のアイドルカルチャーの手法を応用して、幅広いファン層を獲得した『ラブライブ!』。
カルチャーとしてより成熟すれば、さらに多様な要素を盛り込んだ美少女アニメのヒット作が次々と生まれていく可能性もあるかもしれない。
松田広宣
※以上
スポ根にしてはARISEや全国大会のライブバトルの描写をハブってタッチみたく
いきなり優勝してたよな?これのどこがスポ根?
分析なんてしなくても特典の配布順の上手さだろ…
映画自体も十分面白かったしな
ラブライバーは紳士たれ!
ラブライバーは永久に不滅です!
という感じか
ただラブライブを貶すつもりはないけど、原案プロットがシスプリやストパニの公野櫻子な時点で
どう取り繕ってもヲタ向けコンテンツが確変起こしただけなんだよなぁ
パクライブごときをガルパンと一緒にしないで欲しい
いやこの系統は受けるよ。作り方さえ間違えなければ。
確変いったらまどかのがよほどそうだし。
個人的な感覚だとアニオタって本来ああいうアイドル的なもの(売り方とか競わせ方とか)を嫌ってる人が多いような気がするし、
ラブライブを取り巻く環境を俯瞰すると、ちょっと前までの所謂アニメオタクとは異質な感じだから、
AKBとかのグループアイドルブームに乗り遅れたor離脱した連中の受け皿になってるんじゃ?
元々アニメ好きなら映画館のマナーなんて知らんはずも無いし、あそこまでの逸脱を見せるってのはやっぱり平素からのアニメオタクじゃ無い気がするなぁpan>
映画『ラブライブ!The School Idol Movie』が6月13日の公開以来、
観客動員数が150万人を超え、累計興行収入も22億円を突破するロングヒットとなっている。
2013年に興収約20.8億円の大ヒットとなった『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』を凌ぐ記録となる。
『ラブライブ!The School Idol Movie』は、
「みんなで叶える物語」をキーワードにオールメディア展開するアイドルプロジェクト『ラブライブ!』シリーズの映画版で、
TVアニメ最終話の続きの物語が描かれている。
スクールアイドルの祭典「ラブライブ!」で優勝を果たし、活動終了を決めていたアイドルグループ「μ's(ミューズ)」が、
一通のメールを受けて新たなライブを決意するというストーリーだ。
いわゆる"美少女アニメ"となる本作が、ロングヒット映画となった背景にはどんな要因があるのか。
アニメやゲームなどのカルチャーに詳しい評論家・ライターのさやわか氏に話を聞いた。
「今作が動員を伸ばした要因として、まずは映画館を訪れた観客に特典を配布したことが挙げられるでしょう。
週ごとに違う特典が付いていたため、"ラブライバー"と称される熱心なファンたちは、映画館に行列を作り、
何度も繰り返して本作を観たようです。
現在のアイドルシーンでは、CDにイベント参加券などを付録にして売上げを伸ばす手法が一般的になっていますが、
『ラブライブ!』シリーズもそうした手法を積極的に取り入れてきました。
それを映画にも応用したことが、今作の動員に勢いを付けたことは間違いありません」
しかし、同作がロングヒットとなったのは、「決してラブライバーたちが何度も観ているからだけではない」と、同氏は指摘する。
「先着の特典配布が終了した後も、今作は動員を伸ばし続けました。
そして、その際に映画館で目立ったのは、女子中高生などの姿です。
このことは、『ラブライブ!』がいわゆる"萌え文化"を愛好する男性ファンだけに訴求するものではなく、
同世代の男女が共感し、応援できるコンテンツとしても消費されていることを示しています」
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150807-00010003-realsound-ent
※続く
『ラブライブ!』の登場人物は、これまでの"萌えアニメ"にも通じるタッチで描かれているが、
そのストーリーはむしろ"スポコン漫画"に近い。
『けいおん!』に代表される"空気系"といわれるオタク系コンテンツは、2000年代後半をピークに徐々に人気が落ち着き、
その後は『ラブライブ!』のような作品が増加したという。たとえば人気アニメ『ガールズ&パンツァー』も、
そうした系譜に連なる作品で、実際に原作者らは、1970年代に発表されたちばあきおのスポコン漫画『キャプテン』を参考に同作を作り上げたそうだ。
その作風により、これらのアニメは従来とは異なるファン層を獲得することに成功したと、さやわか氏は分析している。
「『ラブライブ!』や『ガールズ&パンツァー』は、
"萌え"の対象である美少女アニメとしてはもちろん、アイドル映画やスポコン漫画としても楽しむことができます。
だからこそ、同世代の女性にも響いたし、決してオタクではない一般の人々にも訴求したのでしょう。
現在のアイドルカルチャーは、たとえばヘビーメタルの音楽性を取り入れたBABYMETALのように、従来のアイドルにはなかった様々な要素を盛り込むことで拡大してきましたし、
メンバーとの疑似恋愛ではなく、彼女たちが努力する姿を応援するものとして発展しています。
それと同じ構造が『ラブライブ!』にもあるのです」
一方で、急速に人気が拡大したことにより、
映画をスマートフォンで撮影するなど、マナーを守らない観客も目立つようになっているという。
「今回のムーブメントで、初めてこうしたアニメ映画に触れた観客も多かったのでしょう。
そういう方が映画館での常識を知らずに、つい撮影してしまったのかもしれません。
たとえばアイドルのライブ会場やコミケ会場などでは、いわゆる古参のファンがマナーを作り上げていて、
観客たちの間で自浄作用が働いているケースが多いですが、今回は映画ということもあり、そうした社会性が機能しなかった面もあるのでは。
そういう意味では、いわゆる"オタク"だから一般常識が欠けているという言い方はできないと思います。
しかし今後も『ラブライブ!』が発展していくのであれば、アイドルカルチャーのようにファンたちが自主的にルールを守ったり、
運営側がアナウンスを心がけるなどして、社会性を発展させていく必要があるかもしれませんね」
現在のアイドルカルチャーの手法を応用して、幅広いファン層を獲得した『ラブライブ!』。
カルチャーとしてより成熟すれば、さらに多様な要素を盛り込んだ美少女アニメのヒット作が次々と生まれていく可能性もあるかもしれない。
松田広宣
※以上
スポ根にしてはARISEや全国大会のライブバトルの描写をハブってタッチみたく
いきなり優勝してたよな?これのどこがスポ根?
分析なんてしなくても特典の配布順の上手さだろ…
映画自体も十分面白かったしな
ラブライバーは紳士たれ!
ラブライバーは永久に不滅です!
という感じか
ただラブライブを貶すつもりはないけど、原案プロットがシスプリやストパニの公野櫻子な時点で
どう取り繕ってもヲタ向けコンテンツが確変起こしただけなんだよなぁ
パクライブごときをガルパンと一緒にしないで欲しい
いやこの系統は受けるよ。作り方さえ間違えなければ。
確変いったらまどかのがよほどそうだし。
個人的な感覚だとアニオタって本来ああいうアイドル的なもの(売り方とか競わせ方とか)を嫌ってる人が多いような気がするし、
ラブライブを取り巻く環境を俯瞰すると、ちょっと前までの所謂アニメオタクとは異質な感じだから、
AKBとかのグループアイドルブームに乗り遅れたor離脱した連中の受け皿になってるんじゃ?
元々アニメ好きなら映画館のマナーなんて知らんはずも無いし、あそこまでの逸脱を見せるってのはやっぱり平素からのアニメオタクじゃ無い気がするなぁpan>
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